2018/04/25

ポータブル環境 その3(Dragonflyの接続)




さて今回は、前回アップしたAudio questのDragonfly RedとiPhoneとの接続方法を説明します。


サイズは普通のUSBメモリーと変わらない大きさと軽さですが、オーディオグレードの優秀なDACとアンプの機能が内蔵されています。

PCだとUSBにそのまま挿せばいし、androidの場合はOTGケーブル一本を介して接続するだけで簡単に音質をグレードアップできます。

iPhoneの場合は、Appleさんは独自規格やら色々面倒でございまして

下記のような USBカメラアダプター という物が必要です。

こんなやつ。




ネットではサードパーティー製の低価格の物が多々ありますが、そのほとんどは中華製で品質に問題があるものが多いです。

私も一度失敗しています。

また、その製品の多くはAppleから認証を得ていない物が多数を占めているため

iOSのアップデートでまともに利用できなくなる可能性が非常に高いので

少々高くても純正品のみがオススメです。



本題の接続方法ですが

iPhone → USBカメラアダプター → Dragonfly → イヤホン

となります。

こんな感じですね。




こちらを購入するにあたって、何種類かの同様の物を試しましたが

最終的に迷ったのは、購入したDragonflyのRedとBlackのAudioquestが発売している二機種でした。

違いを簡単に言うと

解像度と空間表現に長けたRed

パワフルさとストレートさに長けたBlackです。


僕がなぜRedを選択したのかと言いますと

その時のメインイヤホンは、JH AudioのTrifiという機種だったのですが

こちらは深く包み込みつつ、弾力と迫力のある中低域が特徴のイヤホンなんですよね。

100〜200人規模のロックメインのライブハウスで、アンプやスピーカーの圧を感じる最前列からど真ん中あたりの音の表現です。


Dragonfly Blackの場合は、音場を狭めて音を直球で飛ばすような性質のため

Trifiと接続すると、ライブハウスでスピーカーの近く過ぎるというか、ロックが濃すぎたんですよね。


パンク的なストレートなロックだとカッコいいんですけど

同じロックでも、僕はパンクはもちろん

ピンクフロイドやレディオヘッドなどのアートロックと言われるもの

indigo jam unit、fox capture plan、ノラジョーンズあたりも聞くため

Trifiには癖がなく滑らかで広い音場のRedの方がぴったりだったんですよね。

Trifiを上手く制御して美味しく鳴らしつつ、ジャンルの守備範囲が広めなところが好感触だったんです。


逆にShureのSE215seや、WestoneのUM30の場合はBlackの方が断然気持ち良かったです。

使用イヤホンとの相性にもよりますが、ロック、ポップスをメインと考えた場合、

万人ウケしやすいカッコいい鳴らし方はBlackだと感じます。


逆に解像度の高いイヤホンでない場合や、音の元データが圧縮率の高いMP3などでは

Redの場合はすっごい滑らかで綺麗な音のために、Blackより変化を感じにくい気もします。


1年ほど使って不満はないのですが、Redの唯一欠点は塗装が剥がれやすいんですよね、、、

約1年使ってこんな感じです。

まあ、僕の使い方が悪いんですがね。。。




Blackはかなり塗装が強固なつや消し塗装ですから、外で使うにはBlack有利ですね。

ちなみにRedもBlackも出力が高いので、PCやスマホでヘッドホンを使う方はヘッドホンアンプとしてもかなり有効です。

ヘッドホンの場合、再生機のパワーがないと全然鳴ってくれなく(音が小さく細くなる)、せっかくの実力を発揮できないですからね。


Dragonflyをヤフオクやメルカリで中古で安く買う手もありますが、Blackの場合

初代のDragonflyとDragonfly Blackは見た目が同じなので注意が必要です。

Blackを購入の場合は、必ず[Black]の表記があるものにしましょう。

初代はですね、PC専用なのでスマホで使えないので注意してくださいね。

なお、Red、Blackとも次世代のフォーマットMQAに対応しているので安心ですし、MQAの高音質音源でも活躍してくれます。

なお、両方とも96khz/24bit対応なので、ハイレゾはもちろん対応しています。

最後に、Red、Blackで再生音源のサンプリングレートでトンボマークの表示が変わるのでその画像を。




ではでは、次回は間に挟むAppleさんのケーブルの話でも。







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