ここからは、初めてイヤホンを買う人と言うよりは
前回まで紹介のような物を既に持っている人で、もうワンランク上の音で楽しみたい方が多いのかな?
なかなか簡単に手を出しにくい価格にはなるんだけど
お金をかけた分の満足度はワンランク上だと実感してます。
例えると、化繊のセーターからカシミアのセーターになるような、音の質感の滑らかさ、濃厚さ、空気感が出て、音楽が立体的に聞こえるものが多くなる傾向です。
小音量でもその質感は良く、音量を結構上げても耳に痛く刺さらない物が増えますね。
今回紹介する価格帯以上の物になるとBA多ドライバーの物が増えて、音の細やかさは増すのですが、クッキリはっきり加減が少し神経質になるか、薄味のフワフワした物が増えロックの美味しい熱さが削がれる物も多くなる気がしてなりません。
ロックって電気的に音を歪ませたりする美音とは少し離れた位置にある音楽で、そこがまたロックのカッコ良さだと思っていますので、ここが上質なロックイヤホンの激戦区でもある気がします。
今回ももちろん、このブログの趣旨に合うようなロックに適した物をチョイスしました。
ではでは
【Sennheiser IE80S】
男のダイナミック一発イヤホン。
これはもう、ロックを鳴らすために特化したイヤホンなんじゃないかな?
これはもう、ロックを鳴らすために特化したイヤホンなんじゃないかな?
ロックを美味しく聞きたいならこれ買えばいいんじゃん!
と言えるほどの名機IE80のニューバージョン。
こう書くと、イビツで作為的な音なのかな?と思う方もいると思いますが、鳴り方はとても絶妙なバランスです。
むしろ、前回にあげた物で悩んでる方がいるのであれば、思い切ってこれにしたらいいじゃん! とか言ってしまいそうです。
嬉しい機能として、イヤホン本体で低音の量を調整できること。
とにかく、深くしなやかに沈み込むこの低音はイヤホンとは思えないほど質が高いですし、高音の響きもナイスです。
個人的には、少しシンバルの音が軽くシャンシャンしてるかな?と感じますが、そこはイヤーピースの変更でいくらでも調整が可能かな。
(イヤピの特徴もそのうち書きますね)
個人的には、少しシンバルの音が軽くシャンシャンしてるかな?と感じますが、そこはイヤーピースの変更でいくらでも調整が可能かな。
(イヤピの特徴もそのうち書きますね)
ロックに適したストレートさに加えて、臨場感もキッチリ再現するので、ライブ盤を聞くと特に本領発揮といった感じです。
【Westone W30】
米国産なのに、むしろ和食のような、基本のダシをしっかり取った無化調の音と言えばいいのかなぁ。
農家に感謝できる、体にも心にも美味しい朝飯 というイメージです。
農家に感謝できる、体にも心にも美味しい朝飯 というイメージです。
欠点が見当たらないとにかくベストバランスイヤホンと言っても過言じゃない。
とにかく、長時間聞いても飽きない究極の普通。
録音されている全ての音が正しく再生されますね。
録音されている全ての音が正しく再生されますね。
これを無個性と取るか、一生側にいて欲しい良妻と感じるかは聞く人次第ですが、悪い音と感じる人はいないんじゃないかな?
ルックスはチープなのですが、耳への収まり、軽さ、遮音性は今回の中で一番!
ロックはもちろんですが、あらゆるジャンルを気持ちよく鳴らしますよ。
ルックスはチープなのですが、耳への収まり、軽さ、遮音性は今回の中で一番!
ロックはもちろんですが、あらゆるジャンルを気持ちよく鳴らしますよ。
【RHA T20】
もう、ルックスがロック!
音もロックにすごく合います。
かと言って変なクセはなく、割とどんなジャンルでも器用にこなしますね。
その中でもロックやエレクトロニカだと、待ってましたと言わんばかりに楽しく鳴らす印象です。
ロックに特化したものって、割とボーカル表現が疎かになる物が多いのですが、先のゼンハイザーもウェストンもこれも、ボーカルの表現は柔らかくコシがある表現をしてくれます。
ゼンハイザーはネジを回して低音を調整するタイプなのですが
こちらは付属の3種類のフィルターの交換で調整しますので、自身の聞く音楽に合わせての調整はこちらの方が幅広い気はします。
個人的に、ゼンハイザーよりこちらの方が音がフレッシュな印象で、2000年以降のカサビアン、ストロークス、フランツフェルディナンドあたりはこちらの方が楽しいく熱いかなぁと感じました。
【JVC HA-FX1100】
オーディオで、SONYはSONYらしい音、ONKYOはONKYOらしい音という芯って昔から変わらないんですけど、ビクターはやはりビクター。どこよりもコシと弾力がある中低域がロックには美味しい事を知っていて特化し続けたメーカーなのではと思います。
おそらく現在のビクター(JVC)のコンポが、ウッドコーンを使ってるのは、上質で温かくコシがある中低域を求めた必然だったのかなぁと感じています。
そんなビクター魂を持って作ったこのイヤホンは、ウッドハウジングに、ウッドドームユニット。
見た目のアコースティックな温もりがいいですね。
低音の出方が、硬くなく深いです。
レッチリ的な、歪ませたアクティブタイプのベースよりは、レッドツェッペリン的なトーンを絞ったパッシブタイプのジャズベやプレベ、もしくはウッドベースに合う低音と感じました。
これより低音は抑えめでバランス重視の人には先の3品の方がオススメ出来ますね。
難点はただ一つ、個人差はあると思いますが僕には耳の中での収まりがイマイチ。
外で歩いて使うと確実にズレますね、これ。
外で歩いて使うと確実にズレますね、これ。
Shure掛けもしづらい。
そこら辺が気にならない方で、低音が好きな方にはオススメです。
ただ、申し訳ない。これ3万越してますね。
一個下で2万円代のFX850でも充分なのですが、比較すると、シンバルなどの金属的な響きや余韻はこちらの方が上質だったので。
このFXシリーズの後継でFWシリーズもありますが、FWはFXをむりやりハイレゾ寄りにしたような作為的な音に感じてしまいます。僕はアコースティックな響きのFXのほうが好みです。
このFXシリーズの後継でFWシリーズもありますが、FWはFXをむりやりハイレゾ寄りにしたような作為的な音に感じてしまいます。僕はアコースティックな響きのFXのほうが好みです。
一応、FX1100と、FX850の2つのリンクを載せておきます。
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