お時間のある方は、下記のブログを見て欲しいと思います。
要約しますと
・宇多田ヒカルのCDは、ラウドネス処理されていて、音割れしている
・そのハイレゾは、ラウドネス処理を除いていて、音割れがなく高音質
・しかし、録音時にCDとMP3発売を念頭においていたためか、録音時から20khz(CDクオリティ)までしか録音されていない
・そのため、ハイレゾの特徴である高域は収録されていなく、CDと同等である
・つまり、宇多田ヒカルのハイレゾと販売されている物は、ハイコンプ&ラウドネスの処理をしていないだけのものである。
これ、いかがですか?
お値段、CDの1.5〜2倍。
これ、宇多田ヒカルファンで、ハイレゾも聞きたいという人だと、購入する意味はあると思いますし、リスナーがその価値を感じるのであれば、それはいい事だとは思います。
でも、もしも初めて宇多田ヒカルの音を購入して聞きたいという方がいたら、僕は迷わずCD、もしくはiTunes、レンタルを勧めます。
このような商品を聞いて、ハイレゾっていいね、ハイレゾって違いが分からないと語るのは、非常にナンセンスだと思います。
これ、いわゆる リマスター商法 というやつと同じですよね。
24bitデジタル処理しましたー! (でも、CDは16bitね)
いい材質のCDです! (安価なプレイヤーを利用している多くのユーザーのために、安定回転のために、輸入盤みたくCD厚くした方がよくない?)
良音質! (各楽器の音量バランス変更してリマスターしてたら、そりゃ、聞きやすくなって当然)
で、買ったら
あれ?元の方が良くない? 元のと変わらなくない? 音が変じゃない?
あるあるですよね。
少し前まで、酷いものだと、ラウドネス処理で音量だけ大きいものも、、、
個人的に、リマスターで良かったものは
うーーん。 ぱっと、ピンクフロイドと、ストゥージズ、ビートルズ、デヴィッドボウイが思いつきますが、実はこれくらい。
元のCDとの差額を払ってまで買い直して満足したものは、実は少ないです。
キングクリムゾンとか、ほんと、リスナーをバカにしてるとしか、、、
みなさんはいかがですか?
僕の本音を書くと
CD売れないとか嘆いて、リマスター商法でリスナー騙すなら、一軒でも多くのライブハウスまわって、時代からはみ出したような、いいアーティストを発掘してきてくださいよ、ほんと。
上記は、あまりよろしくないと思うハイレゾですが、中にはZEP、グレートフルデッド、イーグルスのように、ハイレゾが素晴らしい物も沢山あるのは事実です。
では、これから、ニセレゾを購入しない為にはどうしたらいいのか?
正直な話、オーディオ雑誌とか、音楽雑誌はアテになりません。
だって、掲載するのに、メーカーやレーベルから広告費を搾取して、その金額に応じた提灯記事を掲載して、その本を消費者に買わせて二重に収益を得るってものに
正確で、正直なレビューが記載されるとは思いませんよね。
最初に記載の宇多田ヒカルのニセレゾとか、どの雑誌見ても、最高の音質とか書いてますから、、、
アンプで有名なマッキントッシュとか、前の代理店の時は記事など全くなしでしたが、この前、代理店が変わってからは、ちょくちょく提灯記事が掲載されて、わかりやすい癒着構造。
そのため、あくまでここからは、シロウトによる、個人の感想でのものとなりますが
・LP時代に発表された物であり、マスターテープからハイレゾ処理したものであること
・CDで極端に音が悪いもの (ガレージ物とか)は、元のマスターから音が悪い事がほとんどで、ハイレゾでも音が極端に良くなる訳ではない
・90年以降の作品は、録音時にすでにCD用として録音されているため、高域は最初からカットされている物が多くあるので、ハイレゾの醍醐味がないものがある
( 調べたところ、1989年発売のソニー製デジタルマルチトラックレコーダー「PCM-3348」が業界標準レコーダーだった時期の物は、最初からCDクオリティでの録音とのことなので、ハイレゾにはならず)
・ビクターのハイレゾ処理 (K2HD) は、マスターで高域カットされたものを、ソフトで補正処理して、ハイレゾとして販売されているものがある
(ここは、ビクターも、e-onkyoでも正直に表記しているので問題はないが、ならばお値段をもう少し、、、)
です。最後のとか、ハイレゾとして販売していいのか、評価が別れるところですが、どのような技術か公表しており、また、正直な記載があるぶん、商売として真っ当な気はします。
中には、CDをWAVで取り込んだものの音量調整をして、ハイレゾと販売しているものとあるらしいですからね。
e-onkyoさんあたりは、そこを一曲づつ解析して、ハイレゾと確認してから販売しているとの事。
現状の問題も含め、ハイレゾを値段に見合ういい物として、これから販売・定着させていきたいのであれば、パッケージングした音の数値だけではなく
元の音源はどのような物であるかをしっかり表記、もしくは基準化する必要があると思います。
現に先日、オーディオや録音の本場、米国では
「CD以上の音質で録音されたマスターから作成されたロスレスオーディオ」がハイレゾと定められました。
また、
・48kHz/20bit以上は「MQ-P」
・アナログマスターは「MQ-AP」
・CDマスターは「MQ-C」
・DSD/DSFマスターは「MQ-D」
と厳格に定められました。
日本のメーカーさん、レーベルさん、信頼がある正直な商売をお願いしたいです。
また、CD、LP、ハイレゾと、色々聞いて分かった事がありますので、それは次回、ハイレゾのまとめとして。
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