最近って、ライブアルバムあまり発売されないですよねぇ。
スタジオ盤より、経費も時間もかかるからなのかな?
DVDが安価になったからかな?
ライブの単価が安くなったからかな?
出しても売れないからかな?
その理由は不明ですが、少し寂しい気もします。
そのアーティストが好きであればあるほど、ライブアルバム聞きたいのがファンの心情。
僕の場合、ライブアルバムを買うには、条件が付く。
1.アルバムやシングルの再現ではなく、予定調和のライブではないこと。
2.ライブならではの、演奏の熱と緊張感、スリリングさが込められていること。
3.オーバーダブが過剰でないこと。
ロックの場合、醍醐味は絶対にナマの演奏だ!と思っています。
その究極はジャズなんでしょうが、僕はジャズは無知なので、ロックにのみ限定して。
三大ライブアルバムといいましたが、僕の中で上記の1〜3を満たす究極なもの、墓場に持って行きたいものが、たまたま3枚だっただけです。
その3枚を、順位ではなく、購入して衝撃を受けた順番で紹介していきます。
これを買ったのは、高校1年の頃ですね。
【Deep Purple / Live in Japan】
僕くらいの年代まで、ギターを買ったら、まず最初に覚えるリフ、曲は、パープルのマシーンヘッドに収録されているSmoke On The Waterでした。
そこには、ギターの基本テクニックが全てあるという意味合いだったはずです。
自分は、そのSmoke On The Waterが収録された、名盤と言われる通常盤のマシーンヘッドではなく、こちらのLive in Japanこそ名盤だと思っています。
パープルの最大の武器は、ライブ。
このアルバムには、マシーンヘッドとは全く違う即興があり、緊張感と荒々しさがあり、一触即発のアンサンブルがあるが、最高の形で、ポップに調和しています。
パープル自体も、1番アブラが乗ってギラギラしていた時期なんだと思います。
個人的に、Child in the Timeと、Lazy、Space Trackin' の演奏の、息が詰まるような緊張感は、今聞いても素晴らしいです。
パープル自体も、このアルバムがスゴく評価され、ライブバンドとしての地位を確固たるものにし、完全に世界的なバンドになったはずです。
そのためか、このアルバムを聞いた多くのアーティストが、日本でライブをするようになり、日本のライブを録音したがります。
これは、Live in Japanというブランドを作った金字塔的なアルバムの側面もあるため、Live in Japanってつくライブアルバム、結構多いですものね。
また、ライブ盤で、特にLive in Japanの名前のアルバムで売れていく海外のアーティストも増えてきて
日本で人気が出たら、世界的に売れる
日本人は耳が肥えている
という神話すら生まれました。
まぁ、最近は握手券やら、バージョン違いでアルバムを売るか、海外大物アーティストすら完売は難しく、フェスで呼ぶしかない風潮になっちゃって、ロック好きにはザンネンな日本ですが、、、
自分の中で、ライブアルバムを評価したり、選ぶ基準は、このアルバムであることは間違いありませんし
極端に言うと、ロックにおいては、アルバムは最高のカタログの一種で、作品としては、ライブではじめて完成するのだとすら思わせてくれたアルバムでもあります。
また、今ほど機材が優秀ではない昔、ジャズやらブルースやらクラシックやら、色んな物を取り込み、消化して、曲やライブに反映させようという、アーティストとしての貪欲な姿勢も垣間見れます。
ディープパープルって聞いたことないなぁ
色んなアルバムがあるけど、どれを聞けばいいのかなぁ?
と思っている人がいましたら、僕は真っ先にこのアルバムをオススメします。
これが合わなかったら、どのパープルのアルバムも合わないかも知れませんと断言するほどのアルバムです。
当時の荒々しいディープパープルのライブ動画は(こちら)をクリック。3分20秒くらいから真骨頂です。
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