2015/03/26

ハイレゾ音源について 4



前回で、98年頃から発売された音源は、コンプを強くかけた状態で、音を平坦化して、全体の音量を上げるようになってきた事が確認出来ました。

自宅のアンプに、(ラウドネス)という機能が付いてる人だと分かると思いますが、あれ、音が不自然になりませんか?

あれと同じ事を、CDの中で既に行われていて販売されていた訳ですね。

まったく、余計なお世話です。

焼鳥屋で、ネギマを頼んだら、勝手にタレで出てきたみたいな感覚です。

皆さんが気付かない間に、1997年頃までのCDは、ダイナミックレンジ(音の強弱の幅の大きさ)を自然に行ってたのですが、1999年頃からはラウドネス加工で、音が不自然にされていたのです。

それが、生演奏が主体のバンドだと、、、

この数日、プレイヤーのWaveフォームで見た事実を裏付ける為に、色々ググッてみたところ、より専門的に記載している物があり、自分の仮説が正しかった事が証明されました。

興味ある方は、下記を参照ください。




さて、前置きが長くなってしまいました。

圧縮音源と、CDと、ハイレゾはそこまで違うの?

そのため、CD、LP、ハイレゾで比較してみました。

比較は、ハイレゾ買った恩恵を感じた、Led Zeppelinから、Led Zeppelin2に収録の名曲、Heartbreaker。


まずはCDから非可逆圧縮のMP3







続いてCDから可逆圧縮のALAC






続いて、LPを無圧縮のWAV(24bit)で取り込んだものを、可逆圧縮のFLACに変換したもの







最後に、ハイレゾ





そこそこの違いがでましたね。

MP3は、圧縮で削った分、音の芯を変に膨張させたような感じになりました。

音質の違いについては、下記が分かりました。


・MP3は、CDに比べて、残響音、空気感、倍音が、ガッツリ削られる

・MP3はCDに比べて、奥行き、広がりがなくなり、色合いが少ない二次元的な平面な音になる。また、楽器数、音数が多いと、音がダンゴになる

・ALACはCDと大差なし

・LPは、音の奥行きがかなり深くなり、定位がしっかりしているため、誰がどこら辺で演奏しているのか掴みやすい

・CDの音は透明感はあるが、音が硬く、アタック音が強調されたように聞こえる。若干冷たくソリッドな音

・LPの方が音が自然に太く、濃く、深くてまろやか。特にベース音の柔らかさと、ドラムの弾力性、ハイハットの響き、ボーカルの濃さはCDとかなり違って、ナマっぽい

・LPをデジタル化するのは、区分け、タグ付け、ポップノイズの処理などなど、かなり面倒な仕事で、再生時間の倍近くかかる

・ハイレゾは、LPの音質で、さらに見通しよく透明にした音。細部の細かさ、丁寧さ、音の奥行き、分離丁寧さはLP以上

・ハイレゾは、残響音、倍音がとてもキレイで、CDでは聞こえない音がきこえる


以上、シロウトの耳による感想です。

今回のMP3は、違いを明確にするために、あえて高圧縮(96kbps)にしました。

ただ、MP3の330kbpsとALACで、ハッキリと差があるかといえば?となると思います。

ま、おそらく使用システムにもよるのでしょうが

ブラインドでは分からないと思います。

でもハッキリしたのは、以下です。


・MP3やAACの非可逆圧縮で取り込む際は、可能な限り低圧縮で取り込みましょう

・できる限り、ALACかFLACで取り込みましょう

という事です。


今回のZepのハイレゾは、ジミーペイジが、アナログのマスターテープからリマスターした、96khz / 24bit のものなので、完全なハイレゾですが、世の中にはニセレゾ、ハイレゾ商法が出てきています。

次回はそこを追求します。

S※NYさん、Vi※t※rさん、配信サイトにケンカを売るつもりはなく、確認した事実を記載していきます。

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