2015/03/14

ハイレゾ音源について 2



ハイレゾの定義とは

〈音楽用CDを超える音質の音楽データ〉

とのこと。

つまり、CD(44.1kHz / 16bit)よりいい音質の物です。

なので、CDを無圧縮のWAVで取り込んだもの、可逆圧縮のFLACやALACで取り込んだものは、CDと同等か、それ以下のデータとなるので、ハイレゾではありません。

ここ、勘違いしないでね。

勘違い記事が、普通に本に記載されてたりしてますが、、、

ここのメリットは、回転運動で先読みするCD、読み取りデータが不安定なCD、傷が付きやすいCDに比べたら、扱いやすく、整理しやすく、安定したもの、タグによる音源以外のデータ付随が便利という事になります。

1台10万以上する高価なCDプレイヤーと、安い一体型のコンポのCDプレイヤーの違いは、電力、安定性、制振性、読み取り正確さ、CDに書き込まれたデジタル音声データを、アナログ音声データに変換するDACの違いです。

あとは、通常のCDより超高音質なSACDの再生可否ですかね。

以上により、一概には言えませんが、プレイヤーの価格と音質は比例しています。

ブルジョワは方は、高価なプレイヤーを数台持って

今日の気分はこのプレイヤー

この音楽はこのプレイヤー

と出来るのでしょうが、僕みたいな庶民にはムリムリ。

だから、PCでの再生をオススメしてるんですよね。

僕がPCにインストールしているプレイヤーは

MusicBee、Foobar2000、AIMP3、Spider Player、そしてiTunesです。

ま、iTunesはiPhoneの管理にのみで、重く、音の悪いiTunesで再生する事はほぼないんですがね。

PCオーディオだと、プレイヤーをワンクリックで切り替えるだけで、別の音質になるのでラクですよね。


話は脱線しましたが、以上より、ハイレゾとは最低限、CDの(44.1kHz / 16bit)を凌駕したもの、つまり理論的には(48kHz / 24bit)以上となるのですが、僕の耳でハッキリとハイレゾの恩恵が感じられるのは、(96kHz / 24bit)からです。

LPを聞いている(いた)人は、LPの方が音の厚みやコシがあり、抑揚があり、迫力があり、ナマっぽい空気感があるのは分かると思います。

もちろん、利用しているLPプレイヤーの能力(価格)にもよりますが、同じアンプで、同じ曲をCDとLPで聞くと、この差は誰でも感じられると思います。

LPの弱点は、大きい、取扱いと保存が面倒、設置が神経質、ホコリや静電気によるノイズが入りやすいところです。

ハイレゾとは、LPの音質感を、扱いやすいデジタルでやりましょうという事なんでしょうね。

ところが、ここがクセモノなんです。

Yes or No の境目。

元々の録音がどのようにされたか、どのように処理をしたかという所に問題があります。

はじめから、DSDで録音された、最初からDSDのハイレゾでという音源も出始めてますが、そこは抜きにします。

個人的に、ハイレゾの恩恵を1番感じられるのは、アナログで録音されて、そのマスターが残っている音源のみが有効だと思ってます。

つまり、50年代から80年後半までの、スタジオでマイクを何本も立てて、時間をかけて録音し、その数トラックをアナログでマスターしたもの。

つまり、LP時代にオンタイムで発売されてた物ですね。

最初から、ラインで取り込んで、PCのソフトで最初からCDの44.8kHz/16bitで処理したものは、、、

最近のJ-POPなどは、MP3で聞くことを前提で作ってるようなものも、、、

次回は、そこについて書きます。

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