色々調べ、予備知識パンパンにして、ヨドバシの店員さんに相談して購入した、俺のラトック社のDAC。
購入から数ヶ月だが、安定してるし、邪魔にならない大きさだし、もちろん最重要で選択した音質も大満足で、日々、大活躍してます。
空気感があり、透明度があり、静寂なのに、音のコシとツヤが素晴らしく音場が深い。
んで、このラトック社。
調べてみたら社長の岡村さんがおもろい人だった。
ラトック社はストレージ関連、ディスプレイ関連、通信関連、スマホ関連、LAN関連などなどPC周辺機器のメーカー。
社長のオーディオ好きがこうじて、通信メーカーの優位性を利用し、最適な物を低価格、低品質で提供してるそうな。
その社長のインタビューかとても面白くて、抜粋してみました。
ーCDはどのように考えてますか?
CDは例えて言うと冷凍食品。我々がやってるのは解凍です。冷凍保存された情報を傷付けることなく解凍するんです。
CDは30年前の技術ですから、当時は一流でも水分や風味や香りがが飛んでしまってるわけです。
解凍した後に水分や風味を付けたりして元に近付けるのがデジタルオーディオです。
ーアナログはどうでしょう?
アナログオーディオというのは、元の波形をなるべく傷付けないまま、いかに大きくするかという技術。
デジタルオーディオはいかにアナログに似せたものを作るかですから、いわば中世の錬金術師的なところがあります。
冷凍食品であればフリーズドライなどの風味を落とさない技術が出てくるわけで、オーディオではハイレゾで風味を落とさずに冷凍した方が、解凍した時に元に似るという事ですね。
ーそこでUSBの技術は?
USBの技術はいかにデータを傷付けないで運ぶかという事になります。
USB-DACはいかに元に似せて戻すかで、戻した後の風味や香りを付ける事はフィルターなどのアナログの世界が関係します。
さすが専門家。
俺みたいなシロウトの説明よりわかりやすい。
俺が上手く伝えられてない事を上手く伝えてます。
この社長のモットーが
[コンピューター、ソフトなければただの箱。
オーディオ機器もソフト(音楽)がなければただの箱]
箱を作るメーカー社長のこのモットーは、音楽、作曲者、プレイヤー、エンジニアなどソフト作成側へと最高のリスペクト。
そのソフトを大事に思うからこその箱作り。
ここ、凄く大事ですね。
頑張れ、日本メーカー!
これまた優秀なDACやデジタルアンプを作成してたラステームが、知らない間に倒産しちゃってたそうです。
部品は海外に渡っても、優秀な技術者の流出は避けたいですね。
そして、ラトックや東和電気の躍進の影で潰れるメーカーもいる現状、大手メーカーのシフト具合からして、ほんとにあと数年でCDの時代は終わるかもですね。
おそらく、今がLPとデジタルオーディオの夜明けで、本当にいい音を気軽に安価で手に入れられる時代がすぐ目の前なのでしょう。
すでにデジタルオーディオにシフトした自分も、これからシフトする人の参考になれたらと思います。
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