2013/07/09

アートと個の大変換期


生まれて約38年。

小さい頃は、電話は黒いダイアルだったのが、今やiPhone一つ。

こいつがありゃ、色んな物を持ち歩かなくても済む。

しかも無線でインターネットにまで接続出来る。

少なくても二十歳の頃は夢の話だったわね。

このブログも、iPhone一つでやってるしね。


世の中便利になりやんした。


便利は人を堕落させる

とか言う人もいますが、それは使う人によるでしょう。


便利になって、大きく空いた時間を何に使うか?

想像に使うのもよし。
想像を、形にする事に使うのもよし。
スポーツやジムなど、体を動かす事に使うのもよし。
書物を読んだり、音楽聞いたり、映画を見たり、感受性を高める事もよし。


つまり、心が豊かになるはずだ。


しかし、その便利な物に依存し、支配されてる人、悪意を持ってあつかう人もいる。

これはとても残念だ。


いまだに、ネットは悪の巣窟、人を堕落させると考える人は、頭がかたいと言わざるを得ないなぁと。


この便利さは、何を変えるか?


僕は、アートの部分だと思う。

例えば写真。

シロウトでも素晴らしい写真を撮る人がいる。

今までだと、個展を開いたり、どこかに発表っつうのは大変な事だったと思うが、ネットで沢山の人に知られるようになり、ファンが出来る。

ファンが増えると、それを生業と出来る。

音楽もそうだ。

地元で一部の人しか知らない、いいバンドがいたとする。

バンドをやるからには、多くの人に聞いてもらい、ファンになってもらい、そこから収益が発生するから、新たな作品を作ったり、ライブ活動出来る。

音楽活動が生業となる。


写真も音楽も、権威がいまして、
そいつに認められて、どこかに所属してさ、その数人の権威に好かれなきゃダメだった。
ま、会社もある意味そうですよね。

そうじゃないアングラなモノはモチロンあったけど。

ファンの直接の声が届かない、密室で、一部の権威が決める。

だから、本当は世に出る人が、モノが、世に出れないって、結構あったんでないかなぁ?


今は、昔と違って、何十、何百と金をかけなくても、ホームページは作成出来るし、色々と広告する方法もある。

CDの制作も、昔に比べたらかなり短時間で、制作費もかなり低いはずだ。


つまり、一部の権威に淘汰されてないモノ、自分の意思を反映しているモノ、そういうのが出やすい世の中になっている。


以前、ブログであげた、ヤクシダー、イエスタもそうだ。

D.I.Yで、あの作品と、あのライブの凄さだ。


と、考えると素晴らしい時代だよね。

産地直送ってやつ。


ただね、一つ懸念もある。


こういう言い方は偉そうだけど、作品が一定のレベルに達していない物も、沢山出てくるだろう。


そこがさ、沢山増えちゃうと、ホンモノが埋もれちまうんだ。
そこの場所が濁ってしまうんだ。

それは、好きな人には悲しいよね。

そこで大事なのは、ファンの正直な声、反応だ。


そのアウトプット、絶対に大事。


そこの部分、アーティストとファンはイーブンであるべきだと思う。


先にあげたネットで、ファンの正直な声も、産地直送で届く。


だから、相手に失礼ないラインで、ファンは声を届けるべきだよね。

いい!素晴らしい!

と思ったら、正直にその声をあげよう(^^)


君の  【好き!】【いいね!】  の声は、アーティストを高め、寿命を伸ばすはずだ。


すでに世の中は、個の時代になっている。

スタンドアローンの時代。

安心しましょう。

そこに孤独はあるかもしれないが、孤立はない。


必ず素晴らしい仲間があらわれる。

だから、孤独は恐れるな。

その孤独にこそ、自分と向き合う大事な時間と、剥き出しの自分の中の大事なモノがあるよ。

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