僕も思います。
なんでこんな高いの?と思うよね。
その1番の理由はBA型が増えるから。
BA型ってなに?と思う人、沢山いるよね。
では、まず説明。分かる人はすっ飛ばしてね。
スピーカーを極小にした物から、直接音を聞くインイヤー型 (スマホとかの付属品の、耳に引っ掛けるタイプ) ってわかるよね。
そう、あの音漏れがバリバリの、昔からのやつ。
そこから形状を変えて、音漏れを少なくして、周りの雑音もカットするように、音の全てを、可能な限り、鼓膜に直接届けるように、そのまんま先っぽを細くして耳にねじ込むのがカナル型。
中にダイナミックドライバー(極小スピーカー)が入ってる物は、インイヤー、カナルという形状に関わらず、ダイナミック型といいます。
BA型とは、バランスド アーマチェア型の略です。
元々は補聴器の技術で、補聴器用のユニットを音楽用に改良したもの。
ダイナミック型より小型化ができ、音の明瞭化につながるのですが、構造が精密で複雑になるので、コスト高になります。
形状の違いは、下記が分かりやすいかなと。
音の違いですが
ダイナミック型は、パワフルで、低域に強く、音域のカバーが広め。
ただ、音は少し雑でこもりがち。
BA型は、音の変化に敏感で繊細で、解像度が高い。
ただ、低域の表現には弱く、迫力を表現するのは苦手。
そのために複数ドライバーで補うものが多いです。
例えば、高域1、中域1、低域1で、3つのBAドライバーを入れたトリプルドライバー方式とか、BAとダイナミック各1を合わせた2ドライバー式のとか。
これでコストがあがるのです。
イヤホンという極小のハウジングの中で、それを行う訳ですから。
ダイナミック型とBA型、どっちも一長一短なので、イメージの方が分かりやすいですかね。
ダイナミック型
僕のイメージだと、こんな感じです。
前回まで紹介したものだと、クリプシュのX10が唯一のBA式となり、1ドライバーBA型となります。
だから、あんな小型なんですよね。
1ドライバーだと、か細い音になりがちなのですが、クリプシュはそこを内部構造などの工夫で補って豊かな音を奏でる名器なんですよね。
と、色々書いてきまして気付きました。
イヤホンって、音質で大きく分けて4つの種類に分けられると思うんです。
1、音場や音圧で、楽しさや熱を表すタイプ
2、音源を分析的に正確に、綺麗に鳴らすタイプ
3、ある音域特性を加工して持ち上げて、エフェクティブに鳴らすタイプ
4、競馬用ラジオのオマケのように、ただ音を鳴らすタイプ
このブログでは、4は論外です。
3は好みの話になりますが、聞くジャンルを狭く選ぶし、個人的には長くは使えない、飽きる、疲れる部類です。
音楽的ではないというか、、、
国産の(超重低音)とか書いてるタイプがここですね。最近、オーテクはここから脱却しようとしていますね。
もちろん、ここが好きな人も多くいるのは知ってます。
しかし、僕の好みではないので、良し悪しの判断が出来なく、紹介が出来ませんでした。
それで紹介したらウソになっちゃいますしね。
なので、必然的に紹介は1.2になります。
文字だけだと、1でダイナミック型がオススメっぽいけど、僕の好みは1と2の中間なので、結構ワガママです。
基本的にロックなんですが、ロックもガレージパンクから、インダストリアル、プログレなど、色々広いですからね。
さらに、ロックって、演奏、録音からして、クラシックなどに比べたら音がいい音楽でもないですし、雑味や荒さ、ジャンクっぽさも魅力の一つですからね。
2万以下の商品はダイナミック型が多く1寄り、ここからはBA型が増えて2寄りになります。
はい、お疲れ様です、前振り終り。
予想より前振りが長くなってしまったので、実際の紹介は次回に持ち越します。
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