2015/06/25

シンプルに良音質を楽しもう 番外編




シンプルに良音質を楽しもう(2〜7)の連載で、少しでも低価格で、コンパクトで、価格以上に高音質でという事で、色んなパターンを紹介してきました。

根が真面目?なので、かなりの数を試聴したり、調べたりと色々しまして、紹介しきれなかった物もいくつかありました。

それは大きく2つにわけて

・評判や評価はかなり高いのに、ロックだとイマイチになるもの

・音質はかなりいいのに、価格が10万以下の枠に収まらないため、紹介を諦めたもの

です。

ではでは、メーカーへのリスペクトを込めて紹介していきます。



雑誌やネットで、凄い高評価なこのスピーカー。
この価格とは思えない美音で、見た目も高級感も十分です。
音の抜けも解像度も空気感もよく、その美音は同額のスピーカーでは太刀打ち出来ないレベルなのですが、ちょっと音が礼儀正しすぎるんですよね。
ロックって雑味も旨味みたいな音楽なんですが、その部分もキレイというか、荒々しさとか熱量が少ない、ようは低音が軽いんですよね。
ゴンっ!と鳴って欲しいところが、コロンっ!と鳴るみたいな。
お店とかでBGMでの使用や、キレイな管弦楽、ピアノ曲には最適なんですが、ロックを!となった時には物足りなさがありますよね。





これも各方面から高評価ですよね。
3D的な生々しい音場や空気感の表現は素晴らしいし、聞く位置によってはスピーカーが存在せずに、柔らかい音に包まれてる感じ。まるでホールで生で聞いてるような音のようでした。
ノラジョーンズとか、エイミーワインハウスとか、特に女性ボーカルものの立体的な表現力は秀逸。
しかし、ロックの熱さとか、ストレートさの表現は苦手な感じを受けました。
バスドラムやベースが一回り小さくなって、グルーヴ感が腰高なった印象を受けます。
ドッシリ感や荒々しさが欲しい音楽でも、ふんわり軽やかすぎなんですよね。
また、気持ちよく聞ける位置がシビアなのと、合わせるアンプもシビアかなぁという印象。
何より、音楽のジャンルや音源もかなり選り好みする印象でした。
サブシステムとしてなら欲しいんだけどねぇ。





以上は、音は綺麗だし素晴らしいんだけど、ロックだと少し軽すぎるかな?っつう事で悩んで紹介を見送ったものです。おそらくサブウーハー導入で解消されるとは思うのですが、予算とミニマムという点からも。。。

以下の紹介は、予算15万枠だったらハイテンションで紹介したのに!という物です。




この価格帯ではイチオシ。これより高価な物でも、こいつに太刀打ちする物は少ないんじゃないかな。
サイズを越えたワイドレンジとダイナミックレンジ、定位、音場、空気感ともバッチリで、何よりも生々しく、音が活き活きしているんです。
ロックの醍醐味である中低音の量はしっかりあるのに、下品にならず熱さを伝えてくれます。
反面、滑らかで煌びやかで伸びやかな高音域。刺さらずにキレイに伸びていくんですよね。
とにかく、音の質感がいいんですよ。ジミヘン、ZEP、ピンクフロイドがとても気持ちよく聞けて、現状、僕の購入希望の第1位です。

ザ・ステレオ屋 mhi スピーカー Evidence MM0...

mhi スピーカー Evidence MM0…
価格:65,800円(税込、送料込)
ザ・ステレオ屋 mhi スピーカー Evidence MM0...
mhi スピーカー Evidence MM0…
価格:69,800円(税込、送料込)




KEF  Q100

僕の中で、KEF買えば間違いない! 迷ったらKEF! っつう刷り込みが強くありまして。
まぁ、ハズレがないんですよね。どんな音楽でも上手く美味く表現する万能な優等生。とにかく良く鳴るし、音がすごーく広がるんですよね。
同じ理由で、今回の連載の厳選したアクティブスピーカーでも、KEFをイチオシにしてますしね。
ただ、パッシブスピーカーだと予算とサイズがオーバーだったのでオススメ断念。
同額のスピーカーを予定している人がいたら、KEF聞いてから決めても遅くないと思います。





見た目がホント好き。部屋にこれ置きたくなりますもんね。
音場や空間を捨てたような感じて、ただただキレキレのストーレート剛速球。
明るくパワフルで、音がグイグイ前に来る感じは、まさにJBLサウンドって感じですよね。
モニターの名前ですが、モニターとしては利用不可だろうと思う個性派です。
ロックをロックらしく、ジャズをジャズらしく、大音量でガンガン楽しむならこれ。
ただ、少し不器用なタイプなので、小音量で鳴らす、奇麗に鳴らすとか、しっとり聞きたいなぁって時は向かない感じなので、好き嫌いが結構あるだろうなぁという点と、オススメ予定価格オーバーで断念。




これ海外でメチャクチャ評価高いんですよね。
正直な評価で有名な海外雑誌で、2年連続で受賞してますし。
ただ、国内で置いてる店が極端に少なくて、自分も試聴出来ませんでした。
とにかく、メチャいいらしい。ロックにも何にでもバッチリらしいんだけど、試聴してないのでオススメ出来ず。
今イチバン気になるやつです。





各社がシノギを削り合ってるDACですが、同価格帯でこれを超える物は出てきてないですね。
10万超えるDACでも、これに太刀打ち出来ないものは沢山ありますね。
キレも繊細さも量感も、透明感と馬力をバランスよく両立。
これのニューモデルがありますが、僕はニューモデルの形が嫌いなんです。
なんかガンダムのビグザムみたくて。
だから、買うならDS-DAC-10。

* 3~4万だと思って、DAC紹介では紹介しなかったのですが、オススメの旧モデルが3万切ってますので、DACは音質的に[DS-DAC-10]が断然一押しです。





ローテルって、名前を聞いた事がない人は多いと思いますが、老舗の国産メーカーです。
他の国産メーカーみたく広告を打たないので、雑誌とかではほぼ掲載されないだけなんですよね。
海外のオーディオ雑誌は、広告掲載を拒否する事でニュートラルな評価をするのですが、そこでローテルは高評価常連のメーカーなんですよ。なので、国内は知らない人が多いけど、本場の海外だと人気あるメーカーなんですよね。
試聴してきた結果、このサイズだと僕が今一番欲しいアンプです。
このサイズなのに駆動力はあり、デジタルアンプなのに熱のある低音の鳴りで、馬力も透明感も空間感もバランスの良い不足なしの音なんですよね。
どんなスピーカーとも相性はいいと思いますが、オススメ予算オーバーで断念。




【TEAC  Reference 501  AI-501DA / AX-501

これ、毎回オススメするほど優秀。
アンプだけ欲しい人にもオススメです。なによりルックスが好き。
USB-DAC内臓なので、PCオーディオにも対応可能です。
音はパワフルでキレキレだけど、解像度や明瞭感もあり、スピード感ある低域はとても気持ちがいい。ロックだけでなく何でも鳴らすし、スピーカーの制動力が抜群。
AI-501DAとAX-501の違いばバランス接続の有無だけで、基本性能は全く同じです。
現状、バランス接続をする人は少数かと思いますので、個人的には、価格、見た目でAI-501DAをオススメしたいです。





いかがでしたか? いい音でロックを楽しみたい、今まで聞こえなかった音を聞きたい、新しいシステムにしたい、コンパクトで便利なシステムにしたい、色々なパターンにあうような組み合わせを選んでみましたので、ご参考の一つにしていただければ嬉しく思います。

また、新しいものが出揃いましたら特集したいと思います。

ではでは。


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