2015/06/16

シンプルに良音質を楽しもう その4 / 《PC / CDプレイヤー》 - 《DAC内蔵アンプ》 - 《スピーカー》




今回紹介するものは

《PC / CDプレイヤー》 - 《DAC内蔵アンプ》 - 《スピーカー》

になります。

前回とは、機器の分割方法が違う感じかな。

音響システムにおいて、直接音を発するスピーカーのウエイトは大きく、個人的には、最終的な音の決定の6〜7割はスピーカーだと思ってます。

ミニコンポをオススメしないのは、アンプやプレイヤーの付加部分や、不要な謎のシステムにお金はかけてますが、スピーカーはイマイチ金をかけていないものがほとんどだからです。

ここから紹介するするものは、以下のスピーカーとの組合せを想定しております。

安いのは音がイマイチ、音にこだわるとスピーカーの価格が上がり、トータル10万超えてしまうし、筐体も大きくなるし。

その自分で決めた枠の中で、オススメのスピーカーは下記3点になります。



Pioneer  S-CN301-LR

音のスピード感がよく、このサイズなのにガッツある低音が出ますし、それもベターっとした感じではなく、弾力と歯切れがある低音。そのくせ、中音は自然でボーカルは上手く表現するし、艶があるし、高音は刺さらずにキレイに抜けていきます。
最初、ちょっと硬めの音なのですが、エージングすることで硬さはとれ、しなやかになっていき、定位と分離はしっかりりしつつ、音場が広くなります。
ボディの造りも非常にすばらしく、この価格帯であることが不思議でしょうがないです。
元々がスピーカーメーカーであるパイオニアのプライドの集結といった感じです。
最初にこう書くのはいかがかと思いますが、この価格帯ではずば抜けているイチオシ商品です。
今、ミニコンポを所有しているなら、このスピーカーに変えるだけでもかなり良くなると思います。





JBL STUDIO 220

個人的な極論として、ロックとジャズ以外を鳴らすことを切り捨てたようなスピーカー。
いや、なんでも鳴らすんだけど、それ位にすごくパワフルで元気な音なんですよね。
キレのある高域と、サイズ以上の中低音で輪郭がくっきりはっきりの肉食サウンド。
音場を上手に表現できるPionnerとは逆の音で、すごく直球な音ですね。
邦ロックメインだったり、レッチリとかの米国ロック、特に若い人だと、この音の方が好きっていう人は割と多いと思う、最近の音ですね。





ELAC BS72

とにかく音がのびのびして抜けが素晴らしい。かと言って音がぼやける事がなく、特にボーカルの位置がバシっと決まっていて定位がいい。
そのくせ、力強さもあり、表情が豊かな音は、さすがはエラックという感じです。
アンプと組み合わせるスピーカーで、エラックの商品はアンプ喰いといわれるほど個性が強い鳴らしにくいスピーカーなのですが、このBS72は、どのアンプでも全然よく鳴らしてくれました。
個人的には、このソリッドで飽きのこないルックスも好きですね。
長時間の試聴に協力してくれた某店スタッフさんに感謝です。







USB-DAC内臓のプリメインアンプは様々なものが出てきましたが、小型で価格相応のものって割と少なかったりします。その中でも下記はサイズも音質も優秀でした。



TEAC  AI-301DA

さすがこの枠での先駆者のTEAC。この価格帯で勝負できるものはない無双っぷりですね。
ハイレゾだと192kHz/32bitまでだけでなく、DSDも対応可能。しかもBluetoothにも対応なので、スマホなどから無線で再生も可能。
PCとのUSB接続はもちろん、お手持ちのCDプレイヤーやTV、DVDとも接続可能。
これと、上記のスピーカーの組み合わせで対抗できるミニコンポは、この組み合わせより高価なミニコンポにも存在しないと思います。
音はパワフルでキレがあるのに、ピンクフロイドのような分離と音場が大事なものも上手に表現します。
これと、パイオニアのスピーカーと、専用USBの組み合わせでも、56000円位でしょ。
ELACとの組み合わせでも85000円位。
それでもあなたはミニコンポ買いますか?




DENON  PMA50SP

上記のTEACより筐体は厚く重くなりますが、実物はアルミ筐体で、シンプルで高級感があります。
音は、若々しくエネルギッシュでキレがあるTEACに比べると、余裕がある大人の音という印象です。
こちらは192kHz/24bit、DSD、Bluetooth対応です。
また、PCとのUSB接続はもちろん、お手持ちのCDプレイヤーやTV、DVDとも接続可能。
DENONといえば、重厚な低音が特徴なのですが、ある時点からその低音がコッテリしすぎというか、演出しすぎて安っぽい感じがありましたが、このモデルはもっと軽やかでしなやかな低音というんですかね。しっかりDENONらしく重心は低いのですが、繊細さと滑らかさがあり、しつこくない感じが好きですね。
しかも、パワーもあるので、今回紹介以上の大型のスピーカーでも余裕で鳴らせると思います。
これ、ブラインドで聞いたら、10-20万の単体アンプと区別つかないと思いますよ。
聞くジャンルや音の好みはあると思いますが、予算が許すなら僕の好みならこちらを買いますね。
キレとエネルギッシュさのTEAC、滑らかな質感と深さならDENONって感じで選択してもいいかな。





なお、以前(2013/11/25 、2014/9/5)に紹介の商品も現役で販売していますので、ご参照いただければと思います。

次回は 

《PC / CD》-《DAC》-《アンプ》-《スピーカー》

です。現在ミニコンポなどで、すでに何らかのシステムを所有の場合だと、不足のものを購入すればいいので、人によっては一番コスパが優れているかも知れません。

ではでは。



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