2015/06/15

シンプルに良音質を楽しもう その3 / 《PC》-《DAC》-《アクティブスピーカー》




前回のシステムは、スピーカーとDAC、アンプが一体になったもの。

今回は、DACを切り離し、スピーカーにアンプが内蔵(アクティブスピーカー)をされたものと接続。

《PC》-《DAC》-《アクティブスピーカー》

となります。

前回と異なり、まんがいち故障した場合の対応に優れていること、新しい音源のフォーマットへの対応に優れている事(DACの変更)という、柔軟性の向上ですね。

音の一番の決め手はスピーカーである事から、低価格で音がいい物をチョイスしたところ、下記の2点になりました。



TANNOY Reveal 402

高級スピーカーの名門タンノイのこのスピーカーは、タンノイの名に恥じない音なのに、コスパが素晴らしすぎる。
音が明瞭で素直でバランスがよく、余計な色づけがないところが好印象です。
音源をそのまんま、しかも上手に響かせてくれます。
この上のサイズもあるのですが、自宅で利用する事を想定すると、音量や音のバランスから、このモデルが一押しです。




FOSTEX  PM0.5n

TANNOYと比べると、低音に膨らみというか、圧がある音です。
とは言っても、変なクセが強い訳ではなく、フラットでクール系の音です。
そのため、打ち込みやダンスポップス、現代的なロックなど、低音のドンドン感が欲しい人にはこちらをオススメします。





もちろん、上記はアクティブスピーカーなので、PCのイヤホンジャックから、またはLPプレイヤーや、手持ちのCDプレイヤーやスマホ、ウォークマンなどから直接繋いでも大丈夫ですし、DJをするにも大丈夫ですが、せっかくなので、DACを間に挟みましょう。

DACを挟むことで音質はかなり上がるし、ノイズ対策にもなりますし、個人的にはDACは必ず挟む方向でオススメします。

で、DACを挟む事で音は良くなるのですが、DACも個々でクセがありまして。

そのため今回は、機能よりはミニマムで、かつ低価格・良音質で、ロックだけでなく、幅広いジャンルに合う物、変なクセがない物をチョイスしました。



【ラトックシステム REX-A2496HA1

生真面目で繊細で丁寧で滑らかで、この価格帯ではかなり上質な音です。そのため、ロックを美味しくするには、前述のFOSTEXのスピーカーとの組み合わせの方が、より長所が活かされる組み合わせになると感じました。
別売りの専用ACアダプターを加えることで、音圧というか、音の濃さは確実にアップしますので、ちょっと物足りないと感じた場合や、あらかじめ濃いめの音が好きな場合、TANNOYを希望の場合はACアダプター購入をオススメします。




iFI-Audio nano iDSD

とても引き締まったスピード感のある音がします。生真面目な優等生のラトックに比べると、体育会系の感じ。
しかし、DSD音源に対応していたり、384kHz/32bitまで対応なので、本日存在する全ハイレゾ対応です。しかもバッテリー内臓なのでポタアンとしての利用も可能。出来ないことはなにも無いといっても過言ではないです。





Audinst  HUD-mx2

すっきり明瞭なラトックに比べると、肉厚で濃い目の音でした。
ラトックは日本・欧州的な情報量が多い見通しのいいスッキリハッキリな音、Audinstは米国的な肉厚で前に出てくるコッテリジューシーな音の感じですので、ここは好みですね。
192kHz/24bitまで対応なので、対応ファイルはラトックより上なのですが、以前に書いたとおり、ロックに関して、個人的には96kHz/16bitの音より、44.1kHz/24bitの音の方がロックに合う音がすると感じており、ベストは96kHz/24bitだと感じてます。また、96kHzと192kHzでは違いはほとんどなく、ロックの場合、196kHzだと薄味になるように感じられます。元音源の差や質の問題もあるとは思いますが。ハイレゾ配信元もそこを分かっているのか、どうなのかは不明ですが、ロックの多くは44.1~96kHz/24bitで配信されていますので、そこはあまり気にしないでもいいかな?とは思ってます。





PCとの接続は、前回紹介のオーディオ用のUSBケーブルでのご利用をオススメします。


次回は

《PC》-《DAC内蔵アンプ》-《スピーカー》

の設定でオススメします。







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